【お天気解説】梅雨のジメジメ…気温上昇でジメジメも↑ 気温と湿度の関係
テレビ金沢NEWS
市川栞キャスター 「木曜日は報道部の気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます」 「小野さん、きょうは晴れて暑くなりました」 小野和久 気象予報士 「ただ、いよいよ北陸も梅雨が迫ってきました」
「日曜日の予想天気図です。県内の近くに低気圧と前線があります」 市川 「日曜日までには梅雨入りしていそうですね」 小野 「この低気圧と前線の影響で、日曜日は、大雨警報が出るくらいの雨が降る可能性があります」
「気象台の週間予報を見ていきましょう。あすは晴れますが、土曜日からは、雨やくもりの日が続きます。そして日曜日、月曜日は、ひと回り大きい「傘マーク」です。雨の降り方には気を付けてください」 市川 「地震で、地盤が緩んでいる所もあるかもしれないので注意が必要ですね」 小野 「いまの時期の最高気温は、26度くらいが平年並みですので、この先も高めの日が多いでしょう」 市川 「あすは夏至。晴れて、紫外線も強そうですが、週末からは、暑さの質も変わってきそうです。ますます、熱中症には気を付けないといけませんね」
小野 「さて、お伝えしたように、北陸地方の梅雨入りも秒読み段階です」 市川 「これから空気がジメジメしてきて、湿度が高くなっていきますね」
【北陸も梅雨入り秒読み段階】
小野 「そこで、その湿度を「月別」に表してみました。金沢の平年の値です。1年で最も高いのが7月の75%。次に高いのが1月と6月の74%です」 市川 「やはり梅雨の時期は高いですね。暑さが加わりますからムシムシ感が強いですね」
小野 「同じデータをもっと細かく、6月、7月の上旬・中旬・下旬に分けて見ていきましょう。6月の上旬は、まだ70%丁度ですが、中旬・下旬と増えていきます」 市川 「そして、7月上旬がピークで、78%もありますね」
【気温が高いほどジメジメ度アップ】
小野 「きょうお伝えしたいポイント。「空気は、気温が高いほど、水蒸気を多く含むことができる」という点です」 市川 「水蒸気を多く含む」ということは、大雨につながりやすくなるわけですね」