長崎大、カザフ出身院生ら受賞 「核なき未来」オピニオン募集
長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)は23日、若い世代を対象に「核なき未来」をテーマにした小論文やエッセーなどを募った「オピニオン募集」の審査結果を発表した。最優秀賞に長崎県佐世保市の聖和女子学院高2年、馬場みなこさん(17)とカザフスタン出身の長崎大大学院2年、アディヤ・ケリムバエワさん(27)を選んだ。 「U―20」の部で選ばれた馬場さんは、米国留学中に抱いた銃社会への疑問を切り口に「核の抑止力」論のもろさを指摘した。「U―30」の部でアディヤさんは、旧ソ連の核実験場だった故郷の被害を記述した上で「人類がその種の力を持つべきではない」とした。