ドクター・ドレーが“スヌープ・ドッグは音楽制作に集中してほしい”と発言
1992年にドクター・ドレーの「Deep Cover」や、ドクター・ドレーのソロ・デビューアルバム『The Chronic』に全面的にフィーチャーされ、最注目の新人ラッパーとしてデビューしたスヌープ・ドッグ。ドクター・ドレーがプロデュースした『Doggystyle(1993年)』は初週に80万枚のセールスを売り上げる大ヒットとなり、世界で1,000万枚以上のセールスを記録した。これまでに数々の名曲を共にリリースしてきたアイコニックな二人だが、ドクター・ドレーはスヌープ・ドッグのあまりにも幅広い活動に賛同できないようだ。 【動画】ドクター・ドレーとスヌープ・ドッグが出演した2022年スーパーボウルハーフタイムショー スヌープ・ドッグはラッパーとしてだけではなく、ビジネスマンやタレントとしても世界的人気を誇っている。オリジナルのジンのブランド「INDOGGO」、朝食シリアル「Snoop Cereal」、自身のゲーム「Snoop Dogg’s Rap Empire」などもリリースしており、一昨年には〈Death Row Records〉も買収していた。 先日ドクター・ドレーはラジオ局SiriusXMの「This Life of Mine」に出演した際、スヌープ・ドッグに音楽に集中してほしいと発言した。 「個人的には、スヌープ・ドッグはあまりにも多くのことに手を出しすぎている。そのことで意見が割れたりするんだ。彼に対して兄貴のような態度で、“お前、なんでこんなたくさんのことをやってるんだ?”って言ってしまうんだ。そうすると、彼は“俺の人生なんだからいいじゃん。俺に自由にやらせろよ。俺がやってることが気に食わないか?”って言ってくる。 まるで兄弟間でお互いをライバル視しているような関係だ。でも正直俺らが一緒に作っているこのプロジェクトを最高の作品にすることに集中してほしいとも思う」 スヌープ・ドッグは昨年の2月に『Doggystyle』の“精神的続編”となる『Missionary』というアルバムをドクター・ドレーと制作していると発表していた。当初は2023年の夏にリリースされる予定だったが、その後11月に延期になったとのニュースもあった。今でもリリスはおろか、リリース日の発表もされていない。 スヌープ・ドッグは昨年11月に息子のコーデル・ブローダスと共に「Death Row Games」を立ち上げるとも発表しており、多様なバックグラウンドを持ったゲームクリエイターが活躍できるゲーム会社にするとコメントしていた。