寺地拳四朗、加藤勝信財務大臣を表敬訪問 次戦後に財務省ボクシング部の〝指導〟を約束
プロボクシングのWBC世界フライ級王者の寺地拳四朗(33)=BMB=が14日、東京・千代田区の財務省財務大臣室で「プロボクシングの発展を応援する国会議員の会」会長を務める加藤勝信財務大臣(69)を表敬訪問した。 寺地は昨年10月にWBC世界フライ級王座を獲得し、世界2階級制覇を達成したことを報告。加藤財務大臣、同行した寺地をマネジメントする三迫ジムの三迫貴志会長(51)とボクシング談議などに花を咲かせた。 表敬訪問後に財務省内で報道陣の取材に応じた寺地は「ボクシングの話や財務省ボクシング部の話とかをしました。ボクシング部があるのがすごいですよね。びっくりします。『試合が終わったら、みんなで練習したい』みたいな話になりました」と財務省内で月に1回活動している財務省ボクシング部の〝指導〟を行う約束をしたという。取材対応後に練習場を見学した。 今年の目標を「フライ級で4団体統一したい」としながらも、「ベルトが増えればいいかな。4団体(統一)に縛られ過ぎず、最悪、階級を上げてもいいかな」とビッグマッチを優先する意向を示した。三迫会長は次戦について「春だと思います」と話すに留めたが、次戦は3月中旬に東京開催で、WBA王者のユーリ阿久井政悟(29)=倉敷守安=との王座統一戦が濃厚。複数の世界戦が行われる大型興行のメインイベンターを務める。 6日に33歳を迎えた。「やっぱり、昔よりはけがは治りにくくなっている。そういうケアも意識しながらやっていかないと」。今は横の動きを意識してスパーリングなどの練習をしているという。「誰とやるかとかあんまり関係なく、モチベーションは常に維持はしてるかな。とりあえず、どんな相手がきても勝てるようにはしています」。ボクシング人生の最終章で「The Amazing Boy」がさらなる輝きを放つ。 プロ戦績は寺地が25戦24勝(15KO)1敗、ユーリ阿久井が24戦21勝(11KO)2敗1分け。(尾﨑陽介)