北アルプス立山連峰で80歳女性 遊歩道で転倒し斜面を10メートル転落 外傷性くも膜下出血などで重傷 富山・立山町
富山県立山町の北アルプス立山連峰の標高1030メートル付近の遊歩道で16日、80歳の女性がバランスを崩して転倒、そのまま斜面を約10メートル滑り落ちる事故がありました。女性は外傷性くも膜下出血などの重傷です。 富山県警上市警察署によりますと16日午前10時45分ごろ、北アルプス立山連峰の標高1030メートル付近の美女平遊歩道で、富山市の無職の80歳の女性がバランスを崩して転倒しました。 女性は遊歩道の横の斜面を約10メートル滑り落ち、連絡を受けて駆け付けた山岳警備隊隊員によって救助され、病院に救急搬送されましたが、外傷性くも膜下出血及び背中を負傷する重傷です。 現場の美女平遊歩道は、立山黒部アルペンルートのケーブルカー美女平駅の周辺に広がる斜面にあり、樹齢1000年のタテヤマスギや樹齢数百年のブナの原生林が広がる中を散策できるコースとして人気があります。 女性は山岳団体の仲間合わせて9人で訪れていて、事故当時の天候は曇りで、遊歩道付近には草木がはえて滑りやすかったということです。 警察は、女性が遊歩道にある倒木をさけようとしてバランスを崩したとみて、詳しい事故の原因を調べています。
チューリップテレビ