【柏】関根大輝、日本代表GK大迫&谷との約束で援護射撃だ 30日首位神戸戦勝利で残留決める
柏レイソルのDF関根大輝(22)が、日本代表のチームメートとの約束を果たす。残留争いの渦中にいる柏は30日に、ホームで首位のヴィッセル神戸と対戦する。勝てば残留が決定し、引き分けでも残留へ大きく前進する一戦。一方の神戸は、勝てば優勝へ大きく近づく注目の戦いだ。 関根は「(神戸は)天皇杯を優勝して勢いがあり、ACLでもターンオーバーしながらも勝ってるぐらい強い」としながらも「チームとしても、次の試合に勝って残留を決めることにベクトルを向けている。いい形で試合に入っていけると思います」と負けん気をあらわにした。 10月、11月と日本代表のFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選のメンバーに招集された。代表活動をともにしたGK大迫敬介(25=サンフレッチェ広島)やGK谷晃生(24=町田ゼルビア)は、神戸と優勝争いをしている。代表活動の場では、大迫と谷から、中断明けの試合で神戸と対戦する関根に「頼むぞ」とエールを送られた。 広島-北海道コンサドーレ札幌は12月1日に開催されるため、目の前で神戸の優勝を見ることはないが、関根は「もし、神戸が勝って次の日に、広島が負けたら、僕たちの試合がニュースでいっぱい流れることになる。それだけは嫌」と本音を吐露し「僕らも勝てば残留が決まりますし。相手に優勝もさせたくないですし。そのために、勝って残留が決まるのが一番いい」と強調した。 神戸にはFW大迫、武藤ら日本代表経験のあるストライカーが集う。だが、関根は日本代表の活動でMFの三笘、南野ら世界で活躍する選手と紅白戦で戦い、経験値を手にした自負がある。 「代表で、とんでもない選手たちとプレーしてきたので。持ち帰ってきたものを試す場所として、最高の相手だと思う。そういう意味では個人的にとてもワクワクしています。マッチアップする相手に何もやらせないことが、今、自分にとっては大事なこと。個人的にはその部分に集中してチームの勝利に少しでも貢献できれば」と話した。【岩田千代巳】