松山英樹、全選手中のベストスコアで50位→8位急浮上 週末が楽しみになった? 「勝手に楽しんどいてください」【米男子ゴルフ】
◇14日 米男子ゴルフメジャー第3戦 全米オープン第2日(米ノースカロライナ州、パインハースト・リゾート) 松山英樹(32)=レクサス=が4バーディー、ボギーなし、全選手中のベストスコアとなる66で回り、通算2アンダーで、前日の50位から8位に急浮上した。首位までは3打差に迫った。他の日本勢5人は、予選落ちした。世界ランキング6位の24歳、ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)が、通算5アンダーでトップに立った。 初日は最終18番で1メートル弱のパーパットを外すなど3パットが2度あり、プレー後に不機嫌な表情を浮かべた松山だが、一夜明けてしっかりと修正してきた。第2ラウンドは24パットで、寄せも改善。「ボギーを打たないことは、すごく大事」と、一転して笑顔でホールアウトした。 開始の10番で2・5メートルのパーパットを決めたことで、安心感が生まれたようだ。続く11番は1・2メートルを沈めて、最初のバーディーを奪い、その後のピンチもことごとく絶妙なパッティングでしのいだ。後半は、3番で2・5メートルを流し込んだのを皮切りに、3連続バーディー。一気にリーダーボードの上位へと駆け上がった。 前日はプレー後にコメントを出さなかったが、この日は汗をぬぐいながら対応。「(住んでいる)フロリダの方が暑いので、体力的には大丈夫」と言い、報道陣から「週末が楽しみになった」と言われると、「勝手に楽しんどいてください」と、軽口で返す余裕も。ただ、ショットの出来には不満なようで、「ショートゲームでカバーできているが、ショットが少しでも上向いてくれれば」と、反省も忘れなかった。(写真はAP)
中日スポーツ