今季限りの引退を表明しているコリンズがキャリア最大のタイトルを獲得「私はこのことを決して忘れないと思う」 [マイアミ・オープン/テニス]
今季限りの引退を表明しているコリンズがキャリア最大のタイトルを獲得「私はこのことを決して忘れないと思う」 [マイアミ・オープン/テニス]
WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月19~31日/賞金総額877万480ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、ダニエル・コリンズ(アメリカ)が第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を7-5 6-3で倒して地元優勝を飾った。 ~マイアミ・オープンでキャリア最大のタイトルを獲得した地元フロリダ州出身のコリンズ選手~ 6-5から初のブレークに成功して第1セットを先取したコリンズは第2セット2-0とリードしながら2-2に追いつかれたが、3-3から最後の3ゲームを連取して2時間2分でトップ5の選手に対するキャリア5度目の勝利をマークした。 4つのフルセットマッチを乗り越えて勝ち上がってきたルバキナは第2セット3-5からブレークバックのチャンスを2度握ったが、コリンズが4度目のチャンピオンシップポイントでバックハンドのウィナーを決めて歓喜の瞬間を迎えた。 地元フロリダ州出身で今季限りの引退を表明している30歳のコリンズがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは2021年8月のサンノゼ以来でキャリア3度目(準優勝1回)となり、同種目で2018年のスローン・スティーブンス(アメリカ)に続く大会史上6人目のアメリカ人チャンピオンとなった。 「2週間に渡って一貫して高いレベルでプレーできて、本当に夢が叶ったわ。今日はコートでファンの皆さんからエネルギーを感じることができて本当に素晴らしかった。何千人もの親友たちの前でプレーしているみたいだったし、現実離れしていたわ。私はこのことを決して忘れないと思う」とコリンズは試合後にコメントした。 世界ランク53位のコリンズは同大会で優勝した最下位の女子選手となったが、週明けに更新されるWTAランキングでは22位に浮上する見込みとなっている。 「私は常に出場するすべての大会で勝ちたいと思ってきたけど、今年は最後の年だから本当にWTA1000大会のタイトルに挑戦したいと思っているの」とコリンズは打ち明けた。 「それは私にとって本当に重要なことで、親しい人全員にたくさん話したわ。それが目標だったから。だから(達成したいことの)リストにチェックを入れないといけないわね」
テニスマガジン編集部