若葉竜也、岡山天音、井浦新、千葉雄大、尾崎匠海 『アンメット』5人の男性キャラの魅力
色気を感じさせる大迫(井浦新)、縁の下の力持ちのような星前(千葉雄大)と風間(尾崎匠海)
■大迫鉱一(井浦新) そこはかとない色気を感じさせている大迫(井浦新)。序盤は、観葉植物を愛でるぽわぽわとした優しい教授……というイメージだったのに、やっぱり、井浦新が演じるキャラクターは、ただの良い人では終わらなかった。今の『アンメット』において、いちばんベールに包まれているのが大迫だと思う。 第9話の予告には、「大迫が語る記憶障害の真実」と書かれていたが、ミヤビの記憶障害はやはり故意的に生み出されたものなのだろうか。前回、ミヤビからもらった誕生日ケーキをすごく幸せそうにパクパクと食べていた大迫が、黒だとは思いたくないが……果たして。 ■星前(千葉雄大)&風間(尾崎匠海) 前述の3人に比べると、ストーリーの核に関わってくるわけではないが、星前(千葉雄大)と風間(尾崎匠海)は、縁の下の力持ちとして作品を支えている存在だと思う。 まず、星前は視聴者の気持ちを代弁しているような発言が多く、ミヤビと三瓶が仲睦まじげにしている様子を優しく見守っている姿なんかは、“脳外科チームの母”のようだ。 風間は、そんな星前の息子(もしくは弟)のようなポジションで、今どきの男の子という感じのキャラクター。本作は医療ものということもあり、わりと殺伐とした空気に包まれることも多いが、風間が登場すると何だかホッとする。クスッと笑えるシーンには、いつも彼がいるように思う。 さて、残り少なくなってきた『アンメット』。ミヤビの記憶障害に関する謎や、ミヤビと三瓶の過去など、まだまだ気になるところが盛りだくさん。キャラクターたちの魅力を堪能するとともに、今後の展開を楽しんでいきたい。
菜本かな