1月から放送開始のアニメ『チェリまほ』ドラマとの違いは黒沢のスマートさ?早くも“ブーム再来”の予感
2020年10月からドラマが放送され、『チェリまほ』の愛称で親しまれた豊田悠作『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(スクウェア・エニックス刊)。ドラマ化で大きな話題を集め、2022年公開の映画が大ヒットを飾るなど、多くの支持を集めた『チェリまほ』が、ついに今冬TVアニメ化を果たした。 【動画】アニメタイムズ公式YouTubeにて『チェリまほ』初回第1話が期間限定無料配信中 1月10日(水)よりテレビ東京系列ほかにて初回放送が始まった本作。ドラマとはまた違った魅力があり、アニメからもチェリまほブームが起きそうな予感がぷんぷんする。ドラマと比較しつつアニメだからこその面白さをまとめたい。 まず『チェリまほ』とは、童貞のまま30歳になったことで“触れた相手の心が読める”という魔法を使えるようになった冴えないサラリーマン・安達清が主人公。その力を偶然発揮したことにより、同期のイケメン優秀営業マン・黒沢優一が自分に好意を抱いていることを知り、徐々に2人が接近する様子を描いたBL作品である。
黒沢の好意を利用することへの罪悪感
1話では安達は仕事を黒沢に手伝ってもらい、なんとか終えるものの終電がなくなったことを知り、黒沢の家に泊めてもらうことに。安達は黒沢の好意に気付いているため、どのように過ごして良いかわからず終始困惑。一方、大好きな安達と同じ空間で一夜を過ごすことに緊張してしまい、黒沢も安達同様に十分に眠れない夜を過ごす。 翌日、安達の仕事を黒沢が手伝ったことを知った部長から、感謝の意を込めて焼肉屋の優待券をもらう。終業後に2人で焼肉屋に行くが、優待券の期限が切れていたため、安達が全額払おうとするが持ち合わせがなく黒沢がカードで支払う。 安達は“友達”として黒沢は最高であり、今後も交流していきたいと思うが黒沢の好意は真剣そのもの。黒沢の好意を利用して会い続けようと考えた自分に罪悪感を覚え、急いでコンビニのATMでお金をおろして半ば強引に黒沢に返す。拒絶されたように感じて悲しそうな顔を浮かべる黒沢を置き去りにして、安達は逃げるようにその場を後にした。