香取慎吾 （C）ORICON NewS inc.

　32年間（8054回）にわたって、放送されてきたフジテレビ系『笑っていいとも！』が「グランドフィナーレ」を迎えてから、今年の3月31日でちょうど10年となる。『感謝の超特大号』と題したグランドフィナーレでは、客席に歴代レギュラー陣77人が並び、さらに舞台上では“夢の共演”が相次ぎ、今なお「テレビ史に残る名場面」として語り継がれている。ORICON NEWSでは、その時の空気感をなるべく忠実に伝えるため、当時の肩書きに準じた表記で、グランドフィナーレでの名場面を「プレイバック」と銘打って紹介していく。 【動画】香取慎吾『いいとも』当時の過密スケジュールを振り返る 　番組後半では、いいともメンバーからタモリに向けたスピーチが送られた。 ■香取慎吾 32年間、お疲れ様でした。僕は、94年から17歳の時から20年間お世話になりました。この4月でちょうど20年です。まず、すごく涙が出そうな思いが、昼間もあったんですけど、昼で終われたらあそこで泣いていたんですけど、夜もあったから、変な1日でした。本当は昼間で終わりたかったですけど。昼間始まる前に、あんまり20年で行ったことのないタイミングでトイレに行ったら、タモさんと一緒になっちゃって。タモさんは気付いたかどうかわからないですけど、タモさんは小の方にいたんですけど、あいさつせずに大きい方に隠れました。すみませんでした。 ちょっと、大きいです、20年って。しかも10代からだったんで。タモさんは、特に何も教えてくれませんでした。でも、ずっとタモさんの背中は見ていました。20年一度も怒られたことないです。小さいことでも怒られたことないです。僕ひどかったのは、97年か98年の頃に、いいともカップが始まる12時50分くらいのタイミングで遅刻して入ったことがありました。ありえません、すみませんでした。謝りに行った時も「あぁーわかったわかった」と怒りませんでした。 信じられません、まだ。答えはいりませんが、ちょっと我慢できませんが言います。そもそも、なんで終わるんですか？あのーいっぱい言いたいことあるんですけど、結局は何も考えずにここまで来ました。つよポン（草なぎ剛）がすっげー仲良くて、タモさん家に行ったりするのがすっげーうらやましかったです。あと、僕携帯の番号とかを教えるのが苦手な人で、なかなかタモさんと話す時間が少なくて。中居くんとかは食事によく行ったりしているのを知っていて、そうなんだとか言いながらも、僕も行きたかったです。お前が番号渡せばいいだろうっていうことなんですが、そういうのが本当に苦手で。 （頭をかきながら）あと…生放送で毎週20年間出させていただいて、テレビに出ている僕ですけど（涙声になりながら）SMAPでも、つらかったり、苦しいときがあって。そんな時に笑ってなきゃいけないのがつらいときがあって、『笑っていいとも！』って言うのがつらかったりする時もあったりするんだけど、始まったら、笑顔になっている自分がいて。苦しかったりする時に『いいとも』見ると、またタモさん、みんなやっているって…。ごめんなさい、本当に。本当にありがとうございました。タモリさん、これからもつらかったり、苦しかったりしても、笑っていてもいいかな？（タモリ「いいとも！」）ありがとうございました。