食品の営業DXに切り札 複数社のPOSデータを統合・連携し大幅な省力化と提案の高度化を支援 インテージが新サービス提供開始
同社はこれまでも食品メーカーらの要望に応じて同様のデータ統合・分析を行い、業務改善に貢献してきた実績がある。 しかし、「(既存のシステムでは)POSデータを当社に開示する許可をいただく必要があり、その点がネックになっていた」とし、「新サービスでは、POSデータを活用いただく企業様の中でデータ統合のシステムを構築するため、これまでの契約内容の範囲内で業務を改善できる。ニーズに合わせて、どのデータと統合するかのカスタマイズも自由」(今井室長)。 今後については「業界全体のDX化に貢献するとともに、共通インフラとしての確立も目指していきたい」と意欲をのぞかせる。「市場の実需を表すPOSデータを納品データと組み合わせることで、店舗の在庫量を特定し返品リスクや廃棄リスクを減らすこともできる。将来的に業界全体で課題となっている食品ロス削減などにも活かせれば」と展望する。