写真：チームの首位奪還に貢献した遠藤航

現地時間12月26日から28日にかけて、プレミアリーグ第19節の10試合が行われた。 【動画｜現地実況】 バーンリー戦での遠藤の活躍に現地アナ「ボールの主導権をもたらしています」 首位アーセナルはホームにウェストハムを迎えてのロンドンダービー。デクラン・ライスにとっては古巣との対戦となった。序盤はアーセナルが優勢だったが、13分にウェストハムが左サイドから攻撃を仕掛け、トマシュ・ソウチェクが押し込んで先制。アーセナルはその後、猛攻を仕掛けていくが、なかなかゴールを奪えない。ウェストハムは55分、CKからこちらも古巣との対戦となったコンスタンティノス・マブロパノスがヘディングシュートを決めてリードを広げる。その後のアーセナルの攻撃をすべて食い止め、アウェーのウェストハムが2－0で勝利。アーセナルにとっては手痛い敗戦となった。 2位リヴァプールはアウェーでバーンリーと対戦。遠藤航はリーグ戦5試合連続の先発出場となった。開始6分、左サイドを突破したコーディ・ガクポからの折り返しからダルウィン・ヌニェスが見事なコントロールショットを決めて先制すると、その後もモハメド・サラーやガクポ、遠藤らが決定機を作り続ける。90分には遠藤のボール奪取からショートカウンターを発動させ、ルイス・ディアスのヒールパスを受けたディオゴ・ジョタが角度のないところからシュートを決めてダメ押し。2－0で勝利を収めた。アーセナルが敗れたため、入れ替わりで首位に立っている。 3位アストンヴィラは調子の上がらないマンチェスター・ユナイテッドとアウェーで対戦。21分にジョン・マッキンが右サイドから入れたFKが誰にも触れずにゴールに吸い込まれる幸運な得点で先制し、26分にはCKのボールをクレマン・ラングレが折り返し、レアンデル・デンドンケルがアウトサイドボレーを決めて追加点を奪う。しかし後半に入るとマンチェスター・ユナイテッドが反撃。アレハンドロ・ガルナチョの2ゴールで同点に追いつくと、82分にはCKの流れからラスムス・ホイルンドが待望のプレミアリーグ初ゴールを挙げて逆転に成功する。これが決勝点となってマンチェスター・ユナイテッドが勝利を収めた。 FIFAクラブワールドカップを制して凱旋したマンチェスター・シティはアウェーでエヴァートンと対戦。序盤からマンチェスター・シティが圧倒する展開の中、29分にエヴァートンがジャック・ハリソンのゴールで先制する。しかしマンチェスター・シティは53分にフィル・フォーデンのミドルシュートで同点に追いつくと、64分には相手のハンドで得たPKをフリアン・アルバレスが決めて勝ち越しに成功。86分には相手守備陣の連携ミスを突いたベルナルド・シウヴァが無人のゴールに蹴り込みダメ押し。3－1で勝利を収めた。 三笘薫が離脱したブライトンはホームにトッテナムを迎えての一戦。11分、売り出し中のジャック・ヒンシェルウッドが先制ゴールを奪うと、23分にはジョアン・ペドロのPK、63分にはケガから復帰したペルビス・エストゥピニャンがショートコーナーから強烈なロングシュートを決めてリードを広げ、75分にはジョアン・ペドロの2本目のPKで勝利を決定づける。トッテナムもその後、2点を返したものの反撃は及ばず、ブライトンが4－2で快勝。トッテナムは連勝が3でストップした。 チェルシー vs クリスタルパレスは1－1で迎えた90分、チュクノンソー・マドゥエケがPKを決めて辛勝。ノッティンガム・フォレストをホームに迎えたニューカッスルは、アレクサンデル・イサクのPKで先制したものの、元ニューカッスルのクリス・ウッドにハットトリックを決められ1－3で敗戦。ノッティンガム・フォレストはヌーノ・エスピリト・サント新監督体制での初勝利を挙げた。 ボーンマスは3－0でフラムに勝利。ルートン・タウンは2つのOGなどでシェフィールド・ユナイテッドに3－2と勝利を収め、2連勝を飾った。ウルブスはファン・ヒチャンの2ゴールなどでブレントフォードに4－1と快勝している。

◉プレミアリーグ 第19節 結果

ニューカッスル 1－3 ノッティンガム・フォレスト ボーンマス 3－0 フラム シェフィールド・ユナイテッド 2－3 ルートン・タウン バーンリー 0－2 リヴァプール マンチェスター・ユナイテッド 3－2 アストンヴィラ ブレントフォード 1－4 ウルブス チェルシー 2－1 クリスタルパレス エヴァートン 1－3 マンチェスター・シティ ブライトン 4－2 トッテナム アーセナル 0－2 ウェストハム