ブラジル証券取引委員会、ソラナ(SOL)の現物ETF承認か=報道
ブラジルでソラナ(SOL)の現物ETFが承認か
ブラジル証券取引委員会(CVM)が、暗号資産ソラナ(SOL)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)を承認したようだ。8月7日各社が報じている。なお「あたらしい経済」編集部が調べたところ、CVMからの正式発表は現状確認ができない。 報道によると同ETFは、ブラジルの証券取引所B3に上場する予定だという。また発行元は資産管理会社QRアセットマネジメント(QR Asset Management)で、販売はヴォルテックス(Vortx)が行うとのこと。米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)とクリプト・ファシリティーズ(CF)開発のインデックス「CME CF Solana Dollar Reference Rate F」を参照価格とするようだ。 なお、ETFの商品名やティッカーシンボルについては、報じられていない。 同ETFはCVMの承認を得たものの、B3が取り扱うことについては承認されていないようだ。 そのため同ETFの取引開始日については、不明であるという。報道では今後90日以内にB3へ上場する予定だと伝えられている。 もしソラナの現物ETFがブラジルで取り扱い開始となれば、世界で初の事例となる。 ちなみにブラジルでは2021年にビットコインとイーサリアムの現物ETFは承認されていた。 米国では、取引所運営会社のシーボーグローバルマーケット(Cboe Global Markets)が、米証券取引委員会(SEC)に対し、ソラナ現物ETFの上場を求める申請書を7月8日に提出している。 SECは規則により、シーボーによる「19b-4」申請の承認可否について、240日以内(来年3月めど)に判断を下さねばならない。 なおこの申請書は、米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)の「VanEck Solana Trust」およびスイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)の「21Shares Core Solana ETF」を上場させるために提出されている。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)