今年も各地で“爆走”だ! 昨年131走で1600万円稼いだ競輪選手がライバルとの差に奮起
小田原競輪の「モーニング7・東京スポーツ杯(F2)」が15日に初日を開催。A級チャレンジ3Rを走った野見泰要(41歳・岡山=101期)に話を聞いた。 昨年、チャレンジ業界で局地的に賑わった話題に『野見と岡崎克政による出走本数&賞金争い』というものがあった。2人ともレースを休むことを良かれとしない体質で、常に走っている方が精神衛生上よさそうだ。だから、正規のあっせんとは別に急な追加や補充が入ると嬉々として引き受ける。人手不足の現場では非常に重宝されており、西日本地区の競輪場では困ったときの岡山コンビとして認知されている。 昨年は岡崎が141走で1700万円台、野見が131走で1600万円台と各地を走りに走った。だが、野見は10走の差に悔しさを隠せない。 「10走差ですよ。これを今年は埋めないと。岡崎は今期2班だから少し本数が減ると思うんですよね。それに去年、岡崎は1月と12月に5場所走っていたから自分も走れれば走りたい。今月の正規は小田原までだけど…」と追加を切望し岡崎越えに執念を燃やしていた。 この2人がすごいのは自力選手というところ。何より体力重視の自力タイプがこれだけ走り続けて結果を残しているのだから頭が下がる。(netkeirin特派員)