安曇野ちひろ公園に広がるトットちゃんワールド 「電車の教室」を再現
黒柳徹子さんはちひろ美術館(東京)の飯沢匡初代館長の後、1995年からの館長。安曇野ちひろ美術館は同年に着工しています。黒柳さんは、いわさきちひろの作品には以前から心を引かれ、ちひろ没後の1981年に出版した「窓際のトットちゃん」にちひろ作品を併用しました。自由な教育を実践しながら戦災で追われた黒柳さんのトモエ学園、作品を通じて平和を求めた、いわさきちひろ。この2人のつながりを安曇野の地で見ることができそうです。安曇野ちひろ美術館の奥原美衣子さん(広報担当)は「いわさきちひろは、子どもの幸せと平和を願った画家です。これを機にさらに多くの人々に来ていただきたい」と話しています。
------------------------------------ ■高越良一(たかごしりょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者を経てライターに。記者歴は報道部、支社局、朝夕刊デスクなど。この間2年地元テレビでニュース解説