潜水士が穴に転落し死亡…酸素マスクの準備中 漁港の補修工事現場で深さ約3メートルのくぼみに 島根・浜田市
15日、浜田市内にある漁港の補修工事現場で男性作業員1人が掘り下げられていた深さ3メートル近い水中に転落し、死亡する事故がありました。 【写真を見る】潜水士が穴に転落し死亡…酸素マスクの準備中 漁港の補修工事現場で深さ約3メートルのくぼみに 島根・浜田市 事故があったのは浜田市国分町の唐鐘漁港です。 15日午後1時10分頃、漁港の補修工事で掘り下げられていた深さ2.7メートルのくぼみに、下請け会社の社員で、佐賀県太良町に住む64歳の男性が転落しました。 くぼみには上まで海水が溜まっていて近くにいた作業員が、意識不明になっている男性を引き上げましたが、搬送先の病院でおよそ2時間後に死亡が確認されました。 現場は船から水産物などを陸揚げする東物揚場と呼ばれる岸壁で、補修工事のため内側が掘り下げられていました。 死亡した男性は、潜水服を身に着けてくぼみの水の中で補修作業するため、酸素マスクを装着する準備中、何らかの原因で水中に転落したということです。 警察が男性の死因の確認とともに、事故の原因や管理体制に問題がなかったかなどを労働基準監督署や県と調べています。
山陰放送