王者インテルの牙城崩すCPUメーカー「AMD」に投資妙味
パソコン向けのCPUメーカーとして日本国内でも有名なインテルだが……(写真:ブルームバーグ)
パソコンの心臓部分、CPUと言えば インテル (ティッカー:INTC)という時代が長く続いてきた。2位以下を大きく引き離し、圧倒的なシェアの牙城を築いてきたからだ。だが、AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ:AMD)が台頭してきたことで、この牙城は崩れつつある――。 ほんの3年前まで、インテルとAMDの売上高の差は10倍以上あった。2019年1~3月期のインテルの売上高は160.61億ドル(うち半導体関連は143.98億ドル)、それに対してAMDの売上高はわずか12.72億ドルだったのだ。このころのインテルはまだ半導体業界で孤高の存在だった。 圧倒的だったインテルのシェアがたった3年で崩れてきたのには、大きく2つの理由がある。
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今中 能夫