福山雅治、故郷で「サンキュー」 長崎スタジアムシティこけら落としライブ!新曲など22曲熱唱「会いたかったですよ、長崎! 帰ってきました」
俳優で歌手、福山雅治(55)が13日、故郷の長崎市内に新設された複合施設「長崎スタジアムシティ」のこけら落としライブを行った。サッカースタジアム「ピーススタジアム」に約2万5000人を招待し、自身初のフリーライブとして長崎にゆかりの深い楽曲や新曲など22曲を熱唱。この模様は隣接のアリーナや県内23カ所でライブビューイングされ、地元は福山フィーバーで沸いた。 故郷の新たなランドマークで福山が躍動した。 「会いたかったですよ、長崎! 帰ってきました。そして、ようこそスタジアムシティへ!!」 真っ白なジャケット姿で登場すると、約2万5000人のボルテージは早くも最高潮に。天を仰いで右手を突き上げると、ヒット曲「HELLO」がスタート。爽やかに開幕を祝った。 福山にとって長崎は18歳まで過ごした原点。音楽活動にも影響を与えた場所だけに「13歳でギターと出会い、18歳でギターを持って長崎を出ました。いま55歳になってこのスタジアムに立っています」と感無量だ。 14日に開業する「長崎スタジアムシティ」は、サッカースタジアムやアリーナ、ホテルなどを備えた複合施設。こけら落としライブは国民的スターへと成長した福山が故郷への恩返しを込めて自らの提案で無料開催が決定。凱旋ライブは9年ぶり。こけら落としライブとフリーライブは初だ。 それだけに2万5000人の招待枠に53万人超の応募が殺到。急きょライブビューイングの実施を決め、会場に隣接する「ハピネスアリーナ」で約5000人、県内23カ所で約8500人、公式アプリの生配信で約27万8000人が視聴し、福山の熱演を計約31万6500人が見守った。 「Great Freedom」と銘打ったライブは長崎にゆかりのある楽曲「Good Luck」「道標 2022」や公演のために制作した新曲(タイトル未定)、代表曲「桜坂 2024」など22曲をギターをかき鳴らして熱唱。被爆クスノキが題材の名曲「クスノキ」では日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞したことに触れ「平和に対する思いが一歩前進した」と力を込めた。 最後は700発の花火が夜空を彩り「サンキュー、長崎!!」と笑顔。長崎の星はいつまでも輝き続ける。(納村悦子)