COMPLEXが13年ぶりに東京ドームでチャリティーライブ「また奇跡を起こせると信じています」
歌手の吉川晃司と布袋寅泰による伝説のユニット「COMPLEX」が16日、東京ドームで令和6年能登半島地震を受けてのチャリティーライブ「日本一心」を開催した。 【写真】BE MY BABYな2人 1988年12月10日に結成され、約2年という短い期間で活動を停止した2人。2011年に東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティーライブを行って以来、13年ぶりの公演となった。 ライブは代表曲の「BE MY BABY」でスタート。イントロが流れ、吉川と布袋がそれぞれ舞台袖から登場し、ステージ中央で固い握手した。吉川は歌い終わりには代名詞でもあるシンバルキックで会場を盛り上げた。 吉川は今年1月に「外傷性白内障」で、両目に人工の水晶体(レンズ)を移植する手術を受けていた。移植したレンズの保護のため医師からは激しい運動を止められており、シンバルキック封印も懸念されていたが、5万人のファンの前で、見事にシンバルキックを決めてみせた。 吉川は「『日本一心』へようこそ。オレたち人間なんて、大自然と比べるとちっぽけな存在だけど、力を合わせれば、また奇跡を起こせると信じています。被災地にエールを」と会場を埋め尽くしたファンに呼びかけた。 ステージではシングル曲「1990」やヒット曲「恋をとめないで」など全24曲を熱唱。15、16日と2日間の復興支援ライブを行い、布袋は「久しぶりにまた熱いものが込み上げてきた気がします」と笑みをこぼした。また、「ところで吉川さん、そろそろ新曲どうする」と声をかけた布袋。その声に吉川は苦笑いしたが、布袋は「次はどこで会うのでしょう。その時を楽しみにしていいのかな、みんなもそれまで元気でいてください」と話した。
東スポWEB