長崎県美術館で美術協会展 県美術協会員の作品467点一堂に
「長崎県美術協会展」が6月12日、長崎県美術館(長崎市出島町)県民ギャラリーで始まる。主催は長崎県美術協会。(長崎経済新聞) 【写真】書部門の作品 地域に根ざした総合美術展覧会として毎年開催し、今年で55回目を迎える同展。同展では、生活の楽しみとして仕事や家事の傍ら制作活動を行う作家から、国内外で活躍する作家まで幅広い世代の会員の作品を展示。6月16日までの前期では「彫刻」「工芸」「書」「デザイン」の4部門225点、19日~23日の後期では「日本画」「洋画」「写真」の3部門242点の作品を、それぞれ並べる。 同協会の馬場正邦会長は「先行きが不透明で将来の予測が困難な時代といわれる昨今だが、各会員がそれぞれのテーマに真摯(しんし)に向き合い、特色ある表現方法で、その『今』を作品に表している」と話す。 今年は部門ごとに解説会を企画。12日に「工芸」「書」「デザイン」、16日に「彫刻」、22日に「洋画」、23日に「日本画」「写真」のそれぞれの専門家が解説を行う。 同協会の田口誠吾さんは「写真作品を中心に昨年より20点ほど作品が増えた。会場で実際の作品を見てもらえれば」と来館を呼びかける。「学生や若い人が創作活動に興味を持つきっかけになれば」とも。 開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。6月26日~30日は佐世保市博物館島瀬美術センター(佐世保市島瀬町)でも展示を行う。入館無料。
みんなの経済新聞ネットワーク