SNSでの“晒し行為”に4割が賛同? EXIT・りんたろー。が苦言「銃を突きつけ合う異様な時代」
ニュース番組『ABEMA Prime』が、平日21時より「ABEMA NEWS チャンネル」にて生放送されている。22日(木)の放送では、SNSで他人の写真などを許可なく投稿する“晒し行為”に対して、約4割の人が肯定的な回答をした調査結果を紹介し、許される境界線について考えた。 【写真】”晒し行為”について持論を展開した兼近大樹、ほか番組カット【3点】 番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「『晒すぞ!』とお互いを撮り合い、またその様子を誰かが撮っているという、銃を突きつけ合っているような異様な時代になってきた」と苦言を呈した上で、「正義は個人の立場や見る角度によって変わってくるから、裁判所などの客観的に判断できる機関が設けられているはずなのに、SNSがその働きをして今後どうなっていくんだろう?」と首を捻った。 相方の兼近大樹は「このままSNSが力を持ち続けたら、誰も何もしなくなる社会になると思う」と切り出し、「『ここで口を出したら、晒される』『スポーツで目立つと何か言われるからやめよう』と、頑張らなくなる時代に突入するのでは?実際に、今の若い世代には『誰かの上に立ちたくない』という風潮がある。この空気は僕たち大人が作り出したのに無責任だけど、この流れはもう止められないのでは?」と話した。 また、兼近は「晒し行為には、復讐心や個人的な正義、時にはイジっているだけのケースなど、グラデーションがあると思う。この判断がつかないから、SNSの世界は難しい。『ありがとう』のひと言にも、本音で伝えている場合や、ありがた迷惑、会話を終わらせるための常套句といった様々な背景があるはずだが、それをみんな忘れ始めている。言葉の背景を理解したり、前後の文脈を判断できるようになれば、晒し行為は減っていくのでは?」と持論を展開した。 また、芸能人のプライベートを盗撮し、無断でSNSに投稿することについて、兼近は「ただ歩いているだけの姿を、『兼近が信号無視してた』と投稿されてしまったら、そのデマの拡散を止めることは出来ない。反論しても、『言い訳するな』と言われてしまうと思う。僕らはこの危険と隣り合わせになりながら、日々を過ごしている」とコメント。 その上で、「反論させてもらえない構図は学校のイジメと一緒。加害者が『アイツが先に殴ってきたからイジメたんだ』と主張したら、イジメが正当化されてしまうような社会になっていると思う」と話した。 りんたろー。は「僕らは悪意を持った投稿をされたら、もう終わり。その後、裁判でどのような判決が出たとしても、そこまで興味を持つ人はいない。正しく生きていることにどれだけ意味があるのかな?と思うことがある」と吐露した。 また、番組では、サンダルを履く季節に巻き起こるマナー論争「人の家に素足で上がるのはアリ?ナシ?」を紹介した。出演者からは「全然気にしないし、気にならない」「足から汗がビシャビシャ出るから、靴下を欠かさずに持っていく」「素足でもスリッパを履いてもらえたらOK」「素足で上がって欲しくないような関係性な人を、そもそも家に呼ばない」など、様々な意見が飛び出した。 兼近は「『素足で上がらない方がいいかな?』と気にしてくれる人は、素足でもOK。その発想になる人の足は綺麗なのでは?と思うから」と主張。さらに、「自宅のフローリングが大理石だから、そこに足の跡がつくのがイヤなのよ!」と語った。
ENTAME next編集部