『Shrink―精神科医ヨワイ―』写真提供＝NHK

　中村倫也と土屋太鳳が共演するNHK土曜ドラマ『Shrink―精神科医ヨワイ―』の新キャストと第1話ゲストが発表され、あわせてキービジュアルが公開された。 【写真】『Shrink―精神科医ヨワイ―』第1話場面写真先行カット 　本作は、『グランドジャンプ』にて連載中の同名漫画（原作：七海仁、漫画：月子）を実写化した“観るカウンセリング”ドラマ。「すべての人が壁を感じずに精神科にかかる日が来ますように……」。のんびり屋だけど優秀な精神科開業医・弱井幸之助と、一言多いけど思いやりに溢れた看護師・雨宮有里が、ひだまりのような笑顔で患者たちを癒やしていく。 　弱井幸之助は、新宿の下町の路地裏で小さな精神科医院を経営している。弱井は、患者たちの声を丁寧に聞き、症状に根気よく向き合うことで、他の医者が見抜けなかった病名を探り当て、どの患者にも希望を与えてくれる。患者は弱井に出会うことで、“自分なりの生きやすい生き方”に巡り会うのだ。初めて精神科で働くことになった看護師・雨宮有里は、患者と真剣に向き合う弱井の姿を見つめ続けることで、精神科診療の奥深さに魅入られていく。しかし、弱井は、雨宮が知らない悲壮な過去を抱えていた。 　主人公・弱井を中村、看護師・雨宮を土屋が演じる。『猫弁』シリーズを手掛ける小説家であり脚本家の大山淳子が脚色を担当し、『きのう何食べた？』（テレビ東京系）、『大豆田とわ子と三人の元夫』（カンテレ・フジテレビ系）の中江和仁が監督を務める。 　新たに発表されたキャストは、レギュラーキャストの井桁弘恵、三浦貴大、竹財輝之助、酒井若菜と、第1話ゲストの夏帆と余貴美子。 　第1話のテーマとなるのは、「パニック症」（別名：パニック障害）。パニック症は、交感神経が過剰に働き、激しい動悸や息苦しさといった“パニック発作”を起こす病気。第1話では、満員電車の中、押しつぶされそうになりながら携帯で仕事をしているシングルマザー・雪村葵（夏帆）がパニック発作に襲われ、元姑の文世（余貴美子）の行動によってさらに苦しめられていく。葵は弱井（中村倫也）と共に治療への一歩を踏み出す。 　公開されたキービジュアルには、「ここに来る理由なんて、『そんなことでいいんです。』」のキャッチコピーとともに、弱井と看護師・雨宮有里（土屋太鳳）が穏やかに微笑む姿が写し出されている。 夏帆（第1話ゲスト／雪村葵役）コメント 脚本を読んで、忙しい日々に追われるわたしたちに、今とても必要な物語なのではないかと思いました。  葵のように、精神科と聞くと、ハードルが高い場所、自分とは関わりのない場所、と感じる方もたくさんいらっしゃると思います。実際わたしもそうでした。 でも、知識を持って寄り添ってくれる先生に話を聞いてもらう、それだけでこんなにも心強くて、呼吸がしやすくなるんだなぁって『ひだまりクリニック』でのお芝居は心が解けるような体験でした。葵を演じることで得たたくさんの気づきを、みなさんにお裾分けしたい気持ちです。  みなさんにとってお守りのような作品になりますように。