11年ぶり出場ワウリンカ 逆転勝ちで今季初白星「勝てていなかったから…」<男子テニス>
IEB+アルゼンチン・オープン
男子テニスのIEB+アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー、ATP250)は12日にシングルス1回戦が行われ、同大会に11年ぶりに出場した世界ランク60位のS・ワウリンカ(スイス)が同74位のP・カチーン(アルゼンチン)を6-7 (4-7), 6-1, 6-2の逆転で破り初戦突破を果たすとともに、今季初白星を挙げた。 【動画】ワウリンカ、マッチポイントで強烈なバックハンドを打ち込む! 38歳のワウリンカが同大会に出場するのは2013年以来11年ぶり4度目。2011年と2012年は4強、2013年は準優勝を飾っている。 今季は先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)1回戦でA・マナリノ(フランス)に敗れた試合が唯一の公式戦となっており、今大会は約1ヵ月ぶりの実戦となった。 迎えた1回戦、第1セットをタイブレークの末に落としたワウリンカだったが、第2セットでは2度のブレークを奪い1セットオールに追いつく。 ファイナルセット、ワウリンカはファーストサービス時に80パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークを与えず、リターンゲームでは2度のブレークに成功。2時間21分で逆転勝利を果たし、初戦突破を決めた。 男子プロテニス協会のATP公式サイトには試合後のワウリンカのコメントが掲載されている。 「ここ数ヵ月は試合数も少なかったし、勝てていなかったから、この大会を最初から自信を持ってスタートさせることは簡単ではなかったよ」 「でも、よりアグレッシブなサービスで戦っていったら、ようやく自分のプレーを見つけることができて、コートでの感覚や動きも良くなってきたんだ」 勝利したワウリンカは2回戦で第3シードのN・ジャリー(チリ)と対戦する。今大会は上位4シードが1回戦免除のため、ジャリーはこの試合が初戦となる。
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