加古川市に新学校開校 花*花が校歌制作
両荘地域の住民からも校歌のフレーズを募る
その夜。2人は、学校関係者と地域の住民たちでつくる開校準備委員会の会合にも出席。地域の住民たちも自らが統合する学校の卒業生ということもあり、新しい学校の校歌には熱い思いがこもります。 【住民】 「”加古の流れ”は今の平荘小学校・上荘小学校・両荘中学校の校歌にすべてフレーズが入っているのでそれは残していく方がいいかなって。」 【花*花 おのまきこさん】 「私が通っていた高校の校歌にも実は”加古の流れ”が入っていまして、非常になじみのあるフレーズなので、みなさんの意見は理解しています。」 【花*花 こじまいづみさん】 「子どもたちがなるべくすぐイメージが思い浮かぶ、そしてすぐに思い出せる大人になった時も故郷の景色を思い出せる。子どもたちが聴いて自分の言葉のように歌える歌詞が大事なんじゃないかなというのは感じています。」 開校準備委員会は遅くまで続き、花*花の2人はたくさんの想いを受け取って校歌の制作に取り掛かりました。
校歌制作から1年と約半年が過ぎ
それから、1年と約半年。 両荘みらい学園の開校式で、みんなの想いが一つになった校歌が初めて披露されました。学年全員で歌うのは、この日が初めてです。 両荘みらい学園 校歌 作詞 こじまいづみ 作曲 おのまきこ 編曲 柴田 昌宜 1 見上げる荘厳な空 緑豊かな平野 友と出会い 友と悩み 思いやりの心培う 加古の流れのように 豊かな流れを湛え みんなを守り 見つめてくれる学舎 手と手を取って 共に進もう 両荘の未来 みらい学園 2 桜咲く春の朝 稲の緑薫る夏 友と笑い 友と競い また一つ逞しくなる 湖に映る紅葉 白い息の帰り道 いつでも愛を 教えてくれる学舎 強く朗らかに 歩いて行こう 両荘の未来 みらい学園 3 今はまだ夢の先 いつか大人になる頃 友を思い 友と泣いた 全てが力になるだろう 加古の流れのように いつか大海原へ 漕ぎ出す時に 思い出すのは学舎 希望の光胸に 羽ばたいていこう 両荘の未来 みらい学園 【生徒】 「小さい時から花*花さんの歌を聞かせてもらっていて、校歌を初めて聞いたときに本当にすごくて。 みんなの声が合わさって、すごくいい校歌で嬉しかったです」 「自分たちが育ってきた地域の魅力もたくさん詰まった歌なので、忘れず覚えていられると思います。」