【雨宮天】「人の声を聴くことが心の支えになる」災害時ラジオの重要性
総務省は、難聴対策や災害対策を目的として、民間ラジオ放送事業者が実施するFM補完放送(以下、ワイドFM)のためのFM補完中継局の整備を支援している。 【関連画像】雨宮天、守谷菜々江の現場写真や名場面を見る!(写真18枚) ワイドFMの意義や災害時における有益性について理解を深めて、多くの方々がラジオ放送を聴取できるように、声優の雨宮天、俳優の守谷菜々江を起用し、WEB動画「もしものときもワイドFM」を2024年3月1日(金)より公開する。 ■雨宮天がAIとして災害時のワイドFMの重要性を説く! 「ワイドFM対応ラジオをぜひ皆さんに準備して欲しい」と雨宮もコメント! 今回のWEB動画では、広報動画出演2度目となる雨宮天と初出演の守谷菜々江を起用。動画では、近未来的な空間を舞台に、AI SORA役の雨宮が、緊急事態でスマホやネットが使えなくなり困惑する女の子役の守谷に、もしもの時に役立つワイドFMについて教える。ワイドFMは全国47のAMラジオ放送 をクリアな音で聞くことができ、災害時にネットが使えない中でもニュースを伝えてくれる便利なものだと知って安心する女の子。「AIながら、愛情があり、冷たくない温かみのある表情になっていたら」と語った雨宮が演じるAI SORAに注目だ。 ■長いセリフも一発OK! 雨宮天の声優としてのプロ魂が垣間見える撮影現場! 初共演のふたりとは思えない、息ぴったりのセリフに注目! 雨宮は普段、原稿がある状態での撮影が多く「セリフ本当に覚えられないんです」とセリフ覚えに苦戦していたことを告白。だが、昨年に続き2回目の出演ということもあり、撮影は順調に進み、特に音声録音では、長いセリフも一発OK。雨宮さんの声優としてのプロ魂も垣間見える撮影だった。また今回、守谷と一緒の撮影だったこともあり、合間にふたりで談笑したり、セリフを合わせるシーンでは、「せーので合わせよう」と仲睦まじく可愛らしい様子が印象的な撮影だった。
雨宮天インタビュー
――撮影を終えての感想を教えてください。 雨宮:実写でのお芝居は不慣れなので緊張していましたが、無事に終わってホッとしています。普段は台本を見ながら感情表現を考えていくのですが、常にカメラに撮られていると思うと、常に綺麗でいなくちゃとセリフを言うのはドキドキしました。 AIの役は、(きれいに話すことを得意とする)声優の強みをいかせる役どころで楽しみにしてて、衣装も近未来AIのように作っていただいて、私の好きな濃いブルーで嬉しいです。 ――今回の役のこだわりがあれば教えてください。 雨宮:感情の起伏を少なく、きれいに発声をすることにこだわりました。AIは丁寧にきれいな音で答えてくれるイメージがあるので、住んでいる女の子と会話はするけど“人”ではない存在という温度感を意識しましたが、女の子に愛情のあるAIのイメージだったので、AIながら、冷たくない温かみのある表情になっていたらと思います。 ――今回のWEB動画は、もしもの備えとしてラジオの重要性を伝える内容になっているかと思いますが、災害対策として雨宮さんが日頃から用意されているものがあれば教えてください。 雨宮:(防災グッズが)全部入りのリュックを玄関のシューズボックスにしまっているのと、長持ちするレトルト食品や缶詰を常にキッチンに置いてます。日本は地震が多いので地震の度に緊張感が高まりますし、家にひびが入ったことや、床板がズレたこともあるので、地震の影響をひしひしと感じてます。 ――防災時のラジオの重要性についてはどのようにお考えですか? 雨宮:今回はAIで説明する立場だったので、より(重要性を)感じました。普段頼りきりのスマホやネットは、実際の災害時には使えなくなってしまう可能性が高いので、(今年の)1月1日の地震で被災地の方に向けてネットで情報を流している方を見かけたのですが、たぶんネットは見られない状況なので、届いていないのではないかと思いました。そういう時にラジオがあると、情報が受け取れるのと、人の声を聴くことができるのは心の支えになるのではないかと思います。 ――近未来的なセットでの撮影でしたが、雨宮さんが近未来にあったらいいなと思うものは何ですか? 雨宮:栄養バランスを考えて食事をとらないといけないと思うのですが、今自分に何の栄養が不足しているか分からないので、毎日AIが自分の健康状態をチェックして、冷蔵庫にある野菜でご飯をつくってくれたら嬉しいなと思いますね(笑)疲れて帰ってきて、ホカホカのごはんができていて、かつそれが自分の体調にあったご飯だったらどんなに楽かと思います。自炊をするからこそ、野菜のバランスなども考えるのですが、結局よく分からないのが正直なところで、全部AIがやってくれたらなと思います。忙しくなってくると、プロテインや野菜、サプリ、酵素など適当な感じになってしまうので、補ってほしいです。 ――このWEB動画が公開されるのは3月上旬ということで、まもなく新生活が始まる人も多いかと思います。 今年の春、挑戦してみたいことはありますか?/新年度に向けて今年の抱負をお願いします。 雨宮:楽器に挑戦したいと思っています。音楽活動をしていく中で作曲をするのですが、色んな楽器ができたほうが作曲にも活きてくるのと、楽器をやっているときは(嫌なことやストレスが溜まっても)楽しくて夢中になれるのと、楽器をやっている人同士で友達になれたり新しいコミュニティが広がっていくので、人生を彩ってくれるなと思います。具体的にはドラムとハーモニカとベースをやりたいなと思っています。 今年の抱負は、ファンとの約束で、自分のYouTubeチャンネルで弾き語りをあげたいと言ったまま、その約束が果たせていないのでそれをやりたいなと思います。ピアノの弾き語りで、楽器に通ずるところもあるのでそれをやりたいと思っています。ファンとの約束を果たしていきたいです。 ――最後に、この動画をご覧になる皆さまへ、一言メッセージをお願いいたします。 雨宮:今回の広報動画に参加させていただいて、私自身改めて防災についての意識が高まりました。その中でも、今当たり前に使えているネットも、実際の災害時には使えなくなってしまう可能性が高いので、情報が遮断された中で助けてくれるのがラジオなんだと思いました。私も自宅に発電式の小さなラジオを持っているのですが、皆さんも、もしもの時に備えて用意していただけたら嬉しいなと思います。これを機に改めて考えていただけたら嬉しいです。
アニメージュプラス 編集部