小泉進次郎が「悪魔の日」にUFOのお勉強…維新が主導「UFO議連」のウラにある「隠れた思惑」
令和6年6月6日の設立総会
「やっぱり(新型コロナワクチンは)生物兵器だった」「(ワクチンを)抜いたらがんが治った」 【写真】岸田首相が毛量を気にしている?「育毛にきくものはないか」 総会前には立憲民主党の原口一博元総務相が、自民党の小泉進次郎安全保障委員長に陰謀論をささやく一幕もあった。 令和6年6月6日、6並びの「悪魔の日」に「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」、通称「UFO議連」が設立総会を行った。原口氏や小泉氏に加え、日本維新の会の遠藤敬国対委員長や教育無償化を実現する会代表の前原誠司元防衛相ら、約80名の議員が参加。自民党の浜田靖一前防衛相が会長を務める超党派の議連である。 「空を飛ぶUFOだけでなく、海の中を含めた未確認現象を調査する機関はペンタゴン(米国防総省)をはじめ先進国にはありますが、日本にはない。議連があったら、先進国のそうした機関とも話せる。今後、予算をつけることを考えると防衛省にもマイナスではない。そういうバックグラウンドで発足させました」
維新の「隠れた思惑」
遠藤氏がこう話すように、同議連は維新が主導して設立にこぎつけた。そこには「隠れた思惑」がある。全国紙政治部デスクが解説する。 「次期総選挙で自公が過半数割れすれば、維新が政権与党に参画する可能性があります。しかし、大阪の地域政党が出自の維新は外交・安全保障政策がからっきし。将来的な連立政権入りを見越して、与野党の防衛族から安保について学ぶために議連を設立したのです」 UFO議連は維新連立入りの橋頭堡となるか。 「週刊現代」2024年6月22日号より
週刊現代(講談社)