新米の品質検査 栃木県産米は1等米比率が好調 カメムシにも適切に対応
とちぎテレビ
2024年8月末までに収穫された新米の品質検査の結果がこのほど発表され、栃木県産の米は最も評価が高い「1等米」の比率が去年の同じ時期を上回ったことが分かりました。 品質検査では、見た目や水分量などをもとにコメの等級が4つの区分に分けられます。 農林水産省が発表した全国の検査結果によりますと、2024年8月末までに収穫された新米で最も評価が高い「1等米」の比率は63.7パーセントで、去年の同じ時期より5.2ポイント低くなりました。 一方で県内で収穫された新米の「1等米」の比率は90.1パーセントを記録し、2023年の同じ時期より9.0ポイント高くなっています。 都道府県ごとにコメの検査量が異なるため参考値にはなるものの、栃木県の「1等米」の比率は全国で7番目に高い結果となりました。 県の担当者によりますと、2024年はカメムシの大量発生によりコメが斑点のように黒く変色する被害が懸念されていたものの、生産農家による適切な対応で高い品質を保てたということです。 今回の栃木県の結果は、2023年一年間に検査したコメのわずか0.4パーセントほどの量で今年の出来の指標となる10月の検査結果は12月頃に分かるということです。
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