【2024年おすすめの美白コスメ】40代のシミ、くすみ、炎症……美容成分のプロがこの夏に推すスキンケア
今年の美白市場のキーワードは「美白×肌荒れ」
長谷川:今年の美白製品を一言でわかりやすく説明するとしたら……キーワードは「炎症」になりますね。いかがでしょうか? 柳田:雪肌精のW-グリチルレチン酸ステアリルは話題になったよね。炎症を抑える成分として知られていたグリチルリチン酸を進化させて、美白有効成分として配合したんだから。これは美白市場の歴史としても大きな前進よね。 長谷川:雪肌精の化粧水に続き、W-グリチルレチン酸ステアリルを配合した乳液も7月に発売されます。化粧水と乳液のダブル使いとなれば、向かうところ敵なしですね(笑)。 柳田:ポーラのホワイトショットも今年の話題の1本ですよね。表皮だけでなく、真皮に落ちるシミを何とかしましょう、という先手ケア。こちらも肌荒れを防ぐ有効成分が入っていますよね。 岡部:この真皮落ちのシミというのは、炎症ケアに続く注目ワード。今までは表皮部分にしかメラニンは留まらないと思っていたのが、実はさらに奥深くの真皮にまで落ちてしまい、それが肌を黒く、もやっと見せていたことを発見したんだよ。 長谷川:真皮落ち、やっちゃダメですよね。落ちる前に何とかしようよ、というのがポーラ。まさに救世主じゃないですか! 岡部:資生堂HAKUの美容液も秀逸なんだ。慢性的な微小炎症に着目して、日中の肌環境によってシミのリスクが増えてしまう、という事実に着目して環境を整えていきましょう、というわけ。シミが増える・リバウンドするのも元をたどれば炎症だからね。 長谷川:美白と肌荒れ防止対策はセットで、という考え方が当たり前になってきますね。エピステームの美白美容液もコウジ酸と肌荒れ防止成分のアラントインが定着したシミやくすみにアプローチするという。既存品からさらにパワーアップして登場しています。 柳田:エピステームの強みは美容医療のクリニックとの共同研究で、美容施術のメカニズムを化粧品に取り入れていることなのよね。この美容液はコウジ酸×アラントインという効き目がわかる処方で、しかもプラズマ治療と光治療の機器の働きを化粧品に落とし込んだのがすごい。毎日のスキンケアに安心して取り入れられることも魅力ですね。 長谷川:この他にお二人から挙がっているおすすめの新製品は2つ。ライスフォースのクリームとFASの美容液。どちらも発酵をキーワードにしたブランドです。 岡部:きちんと効かせたいという面では美容液やクリームがおすすめ。有効成分も多く配合できるし、今、使用しているコスメにひとつ追加するだけでOKだからね。 長谷川:ドラコスでもその動きはありますよね。肌ラボも美白×抗炎症機能に加え、くすみ悩みまでトータルでケアするラインナップ。炎症ケアとしてこちらもアラントインを配合しています。そしてこの価格は、嬉しいなぁ。