安野貴博氏「政局ではなく政策、未来も描く」 都知事選・第一声
20日告示された東京都知事選には、過去最多となる56人が立候補を届け出た。多くの候補者は初日から夏空の街頭に繰り出し、山積する都政の課題に対する政策を訴えた。1150万人あまりの有権者は、首都・東京のかじ取り役を誰に託すのか。7月7日の投開票に向けて、17日間の舌戦が幕を開けた。【西本紗保美、安藤いく子、斎藤文太郎】 【図解】都知事選を巡る経緯 「テクノロジーで、誰も取り残さない東京を作る」。自動運転推進や選挙制度改革を掲げたAIエンジニア、安野貴博氏(33)は、JR渋谷駅前で街頭演説した。他の候補者を「政局の話に終始している」と批判。起業や作家活動の経験をアピールして「政局ではなく政策、さらにその先の未来も描く」と意気込み、科学技術分野での新産業創出やデジタル技術を駆使した行政運営を進めるとした。