グーグルのAI技術、盗み起訴 中国人の男、米司法省発表
【ニューヨーク共同】米司法省は6日、中国企業と秘密裏に協力して、IT大手グーグルの人工知能(AI)関連技術を盗んだとして、同社の元エンジニアで中国人の男(38)を逮捕、起訴したと発表した。司法省は、AI技術の情報が中国企業側に渡ったとみている。 ガーランド司法長官は声明で「国家の安全を危険にさらしかねない人工知能などの先端技術を盗み出すことは許さない」と強調。連邦捜査局(FBI)は中国企業が米国の革新的技術を盗み出そうと画策している事例の一つだと注意を促した。 男は米西部カリフォルニア州在住のリンウェイ・ディン被告。中国に拠点を置くテクノロジー企業2社とひそかに通じていた。