「クボの獲得は悲願だ」古巣戦で躍動の久保建英にバルサ会長が感銘!ブラジル代表FWと入れ替えを希望と現地報道!「タケを忘れていない」
「レアル・ソシエダの選手を夢見る」
たった1試合で選手の運命が変わるケースは多々ある。 レアル・ソシエダの久保建英は、11月4日に開催されたラ・リーガ第12節のバルセロナ戦にフル出場。チームは終了間際の失点で0-1と敗れたものの、ドリブル突破から好機を創出するなど、かつてカンテラ(下部組織)に所属していた古巣を大いに苦しめた。 【動画】「とにかく運ぶTake」「ほんと上手い!」とファン驚嘆!バルサの逸材ガビを抜き去った久保の独走ドリブル このパフォーマンスを、バルサのジョアン・ラポルタ会長もたいそう気に入ったようだ。スペインメディア『e-noticies』は「ジョアン・ラポルタ、6000万ユーロの契約でラフィーニャに別れ」と見出しを打った記事を掲載。「バルサがラフィーニャへの扉を開き、レアル・ソシエダの選手を夢見る」と伝えた。 同メディアは、この一戦で途中出場したブラジル代表アタッカーについて、「ラフィーニャはバルサでほろ苦い瞬間を経験している。昨シーズンはラ・リーガ制覇の鍵となったが、今シーズンは先発出場すらしていない。ラミネ・ヤマルの登場、1か月にわたる負傷、そしてシャビのスキームの革新により、このブラジル人選手は完全に降格した」と指摘した。 そのうえで、「クボはバルサの悲願だ」と報道。かつて、ラ・マシア(バルサの下部組織の総称)にいながら、クラブが受けた制裁によって日本に帰国をせざるを得なくなり、最終的にライバルのレアル・マドリーと契約した過去を回想し、こう伝えている。 「クボが永遠のライバルに加わって以来、クレ(バルサのファン)は彼を同じ目で見ることはなくなった。それでも、シャビは同選手のファンであり、今日の試合では困惑していた。ラ・レアルの危険な攻撃はクボの足から生まれ、日本人は両サイドからブラウグラナの守備を崩した」 記事はこう締め括っている。 「だからこそ、ラポルタはタケのことを忘れておらず、すでに彼を自分のプロジェクトに組み込む計画を立てているのだろう。彼のプロジェクトでは、契約解除条項の6000万ユーロ(約93億円)を支払うことになるだろう。今シーズン8ゴールに貢献したている点を考えれば、正当な価格どころか安いぐらいだ」 ラフィーニャを放出し、久保を獲得。バルサの右ウイングの入れ替えは、果たしてあるだろうか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部