台風被害で「八尾河内音頭まつり」中止 昨年最多人数盆踊りギネス記録達成
台風被害で「八尾河内音頭まつり」中止 昨年最多人数盆踊りギネス記録達成
最多人数で踊る盆踊りとして知られ、9日に大阪府八尾市の久宝寺緑地で開催予定だった「八尾河内音頭まつり」の中止が6日、主催する八尾河内音頭まつり振興会から発表された。4日の台風21号の強風により、同緑地の被害が大きく、復旧に相当な時間がかかることから中止が決定したという。 【中継録画】久宝寺緑地の現在の様子
久宝寺緑地の被害甚大・園内一部は現在も利用中止
同振興会は「現地は予想以上に被害が大きく、ご来場いただく皆様の安全を考慮し、やむなく中止とさせていただくことに致しました」としている。 同緑地を管理する久宝寺緑地管理事務所によると、緑地内で多数の倒木や枝折れ、フェンスの倒壊が発生しており、7日現在も「しばらくは園内に立ち入らないで」と呼びかけている。また、河内音頭まつりが行われる予定だった同緑地の東地区(八尾側)は、復旧の見込みが14日の予定となっているという。
公園全体の利用開始は10月10日ごろの見込み
同事務所関係者は「(公式サイトで)一部園内の開園時期見込みを7日の予定と記載していますが、園路を整備したものの、まだ倒木などがあるので利用を控えてほしい」と話していた。 樹林地内の樹木の処理など、公園全体の利用開始は10月10日ごろを見込んでおり、現在、職員らが懸命な復旧作業を行っている。 八尾河内音頭まつりは40周年を迎えた昨年、2872人の踊り手が参加して「最多人数で踊る盆踊り」のギネス世界記録を達成していた。