しっかり荷物が積めて乗用ワゴン化もできる! 「あったら良いな」の夢を叶える車中泊カーの中身とは
トヨタ・ハイエースS-GLバンなどをベースに5ナンバーワゴン化を得意とする岡田屋のSTEALTH OUTDOORシリーズから、5人乗り車中泊ワゴンを実現した新車コンプリートカーを東京オートサロン2024に出展。新車登録後の初回の車検以降は、毎年車検が必要になる4ナンバー(または1ナンバー)から5ナンバー(または3ナンバー)への変更を可能にする、その秘密に注目してみました。 【写真】4ナンバーから5ナンバーになったハイエースの中身を見る(全8枚)
使い勝手に合わせて乗車定員が選べる
ステルスでは、商用バンのトヨタ・ハイエースS-GLや日産キャラバンプレミアムGXをベースに、貨物から乗用登録へと変更するためにブレーキテストや強度試験などの乗用安全基準試験をクリアすることで、ユーザーに安全と安心を提供。 また、乗車定員を5人乗りまたは8人乗りなどから選ぶことができ、5人乗り仕様では純正セカンドシートにシートレールを装着し、スライド量はわずかながらシート位置を前後させることで、背もたれを寝かせたシートとベッドの連結を可能にします。対して8人乗りでは、ステルスオリジナルのベンチシートを3列目に設置。さらに7人乗り仕様にはオリジナルのキャプテンシート(2列目シート)とベンチシートが装着されます。基本はファブリックシートになりますが、レザー調シートも選ぶことが可能です。
ベッドとキャビネットを搭載したアウトドア仕様も
5人乗り車中泊ワゴンは、2列目オリジナルベンチシートに加え、ベッドキットとシートバックを寝かせてシートを連結させることで、最大3000mmのフルフラットなベッドスペースが広がります。また、ベッドにより上下2段の収納が可能になるほか、左側のサイドチェストには、コンパクトなポータブル電源や冷蔵庫などを格納することができます。 ほかにも簡易シャワーや給水タンクの収納も可能。ベッドマットを取り外すことで、キャンプ道具が積めるのはもちろん、自転車やバイクのトランスポーターとしても活用できます。
ワゴン化のほかプチキャンパーとしても使える
車中泊旅を楽しむにはキャンピングカーじゃなくてもフルフラットな就寝スペースがあれば、いつでもどこでも休息をとることが可能です。STEALTH OUTDOORシリーズでは、ベッドスペースと収納スペースが確保されているので、快適な車中泊を実現することができます。また、ボディ色にはアースカラーをペイントすることで、商用バンのイメージを払拭。 キャンピングカービルダーが製作した至れり尽くせりの仕様ではなくても、ユーザー自身が使い勝手に合わせて装備を拡張していくことで、自分好みの理想的な乗用登録のバンライフカーに育てていくことが可能です。 商用バンとしての荷物の積載性をスポイルすることなく、煩わしい1年毎の車検を回避することができるのは大きな魅力。メーカーの新車保証もそのまま付くのがいいですね。
ソトラバ編集部