実は避けたほうがいいかも!?野菜のプロが教える白菜の「もったいない」食べ方3選
年内に買った白菜を長時間加熱するのはもったいない!
白菜の出荷は例年10月頃からしだいに増え、年が明けて春先まで多く出回りますが、実はその途中で葉の性質が変わります。年内に出荷されるものはみずみずしく葉がやわらかい一方で、年が明けると葉や軸が分厚く加熱で甘身が出やすい白菜が多くなります。 そのため、年内に手に入れた白菜は、生で食べるのに向いています。サラダや浅漬け、塩昆布和えなどさまざまな料理に使うことができ、葉の部分はザク切りに、軸の部分は薄くスライスすることで食べやすくなります。生で食べることでビタミンCが失われるのを防げるのもうれしいですね。加熱して食べる際も、サッと短時間でゆでたり炒めたりするのがおすすめです。 ちなみに、生の白菜を食べすぎると体に悪い、と聞いたことがある人もいるかもしれませんが、それはかなり大量に食べた場合の話で、常識的に考えられる範囲での量であれば問題ありません。
「もったいない」を避けて旬の白菜を楽しもう
白菜は和食にも中華にも使えるほか、鍋料理の定番でもあり、身近な野菜であるがゆえにあまりこまかいことに気にせず使っていた…という人も多いと思いますが、そこにはさまざまな「もったいない」が隠れています。ぜひ今回ご紹介した「もったいない」ポイントを避けて、これから旬が長く続く白菜を存分に楽しんでください。 ■執筆/植松愛実さん 気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。 編集/サンキュ!編集部 ※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
サンキュ!編集部