「トランプ外交」どう攻略?……カギとなる“ハガティ人脈”とは 「新しいスター」マスク氏が日本の懸念材料に?
■菅副総裁とのパイプが太い前駐日大使
藤井キャスター 「マスク氏はなかなか行動が読めない人のように思えます。日本にとって確かなルートは存在するのでしょうか?」 小栗委員長 「『ハガティ前駐日大使がカギとなる』と小谷教授は指摘します。ハガティ氏は2017年から約2年間駐日大使だった人で、当時安倍政権で官房長官を務めていた菅さんとパイプが太いといいます」 「ハガティ氏は今上院議員で、外交を担当する国務長官などに起用される可能性があるそうです。小谷教授は『日本としてこの“ハガティ人脈”を生かすことが大切。菅さんが今、自民党の副総裁になっていることも大きい』と話していました」
■外務省関係者「希望的・悲観的観測も」
小栗委員長 「ある外務省関係者は『これからどういう世界になるか、日本にとって希望的な観測も悲観的な観測もある。プランA・プランB・プランCと準備しておくのみだ』と話していました」 野口啓代(スポーツクライミング五輪銅・『news zero』木曜パートナー) 「今回のトランプ氏の当選で日本にどのような影響があるのか気になりますね。また良いか悪いか正直分かりませんが、日本にとってプラスになるように、良い外交関係を築いてほしいなと思います」 藤井キャスター 「今回現地で取材しましたが、80歳を迎えようとするトランプ氏は、夜中の12時を越えても2時間の演説ができるほどのタフさがあります。今回は政策が評価されたというよりも、トランプという人物に投票した人も多くいたのではないかと感じました」 「日本政府もトランプ氏と向き合うタフさが必要になるはずです。一方、(3選禁止のため)トランプ元大統領はこれ以上の再選はありません」 「4年後に世界はどう変化し、どんなアメリカ大統領が生まれるのか。日本政府は厳しい交渉で自らを鍛えつつ、4年後にも備える必要がありそうです」 (11月7日『news zero』より)