「打撃の悪いところが分かったので」開幕1軍を逃したソフトバンク井上朋也が猛打賞、「いつでも上がれるよう準備」静かに燃える
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク6―5くふうハヤテ(2日、タマスタ筑後) ソフトバンクの井上朋也内野手(21)が猛打賞の活躍を見せた。 ■古巣対戦で上林が魅せた【動画】 「5番一塁」でフル出場。初回に左翼への二塁打を放つと、4回には左前打、6回には中前打と好機を演出した。ただ、喜びは控えめ。「打撃の悪いところが分かったので」と語るにとどめた。 春季キャンプはA組(1軍)スタート。ところが、オープン戦12試合で打率は1割を切り2軍に降格。ウエスタン・リーグでも、この日まで6試合で2割6分1厘。「自分がやろうと思っていることに対して体が反応していない感じ」と分析していた松山2軍監督は「打てる投手のときにしっかり打って、自分の状態を上げればいい。なかなか毎日打つのは難しいけど、これで、ちょっと調子が上がればいい」と期待した。 井上は昨季終盤、1軍で初出場し本塁打を放つなど、開幕1軍が期待されていただけに井上の悔しさが大きいのは間違いない。それでも「普通に普通に。まず自分の状態を戻して、いつでも(1軍に)上がれる準備をしていく」と静かに意気込んだ。 (浜口妙華)
西日本新聞社