明豊、2年ぶりの8強 市和歌山に競り勝つ 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第7日の26日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、3年連続5回目出場の明豊(大分)が、2年ぶり7回目出場の市和歌山を2-1で破り、ベスト8に進んだ。明豊の8強進出は第91回大会(2019年)以来2年ぶり。 【写真特集】明豊vs市和歌山 接戦を振り返る 明豊が接戦を制した。四回に米田の右中間ソロで1点を先取。同点の七回には代打・竹下の左前適時打で1点を勝ち越した。七回途中から登板した右横手・財原が緩急を生かし、無安打に抑えた。市和歌山は六回に松川の適時打で同点に追いついたが、五回から登板したエース右腕・小園ら投手陣を援護できなかった。 ◇明豊・川崎絢平監督 (市和歌山の小園から得点)受け身に回らずに、いい投手であるがゆえに向かって行けたかなと思う。(代打に起用して決勝打の)竹下はチームで1、2を争うぐらい打撃の調子が良かった。 ◇明豊・竹下聖人内野手 (代打で決勝打)スタメンで出られなかった悔しい気持ちを1打席に込められて良かった。小園投手は直球も変化球も全部速いので、直球のタイミングで打とうと狙い球は絞っていなかった。 ◇市和歌山・半田真一監督 (米田の先発は)小園だけでは勝ち抜けないので(球数制限を)頭に入れながら決めた。状態も良かったので経験の意味も込めて送り出した。十分過ぎる投球だった。打線がつながりを欠いたことは、反省しないといけない。 ◇市和歌山・小園健太投手 (1回戦の)疲労感はあまりなかった。最初は良かったが、途中からストライクを入れるのに苦労して、相手というより自分自身と戦うような最悪の投球だった。(救援に回ったのは)トーナメントを勝ち上がるためには僕が投げ続けるわけにはいかない。米田が先発だと聞いても特に驚きはなかった。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。