【精神科医が指南】内緒話をする人が「完全に勘違いしていること」ワースト1
誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる! ※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。 ● ここだけの話は ここだけの話にならない 「ここだけの話だけどね」なんていう会話をすることがありますよね。 これは「アナタだけに言うけどね」ともいえますが、そういう“密の話”は、結局は他の人に漏れてしまうものです。 特にお酒が入ると、つい他の人に言うべきではない本音を漏らしてしまうことがあります。 ● 結局話が広まってしまう ところが後になって、その話が他の人に漏れていて、「秘密をバラされた」と憤る人もいます。これはナンセンスなんですね。 そもそも他人に話した時点で、もうここだけの話でも秘密の話でもなくなってしまうと思ったほうがいいのです。 話が広まったとしても、自分が悪いと思ったほうがいいでしょう。 ● 話した時点で もうコントロールはできない アテクシ自身も時々、本当は言うつもりのなかったことを、ついうっかりと口走ってしまうことがあります。 でもそのときは、すぐに「まあ、この話は漏れるだろうな」と思うようにしています。 誰しも完璧ではありません。人間ですから、つい口走ってしまうこともあるのです。そもそも自分にだって、そういうところがありますよね。 ● 自分が自分自身に課した 守秘義務に違反しただけ 秘密にしなければならない話題を持ち出した時点で、知り得た情報は他に漏らさないという「守秘義務」を聞き手に課すようなもの。 ところが、相手には守秘義務を守る義務はありません。むしろ、自分が自分自身に課した守秘義務に違反しただけ、ともいえるでしょう。 そう考えると、「ここだけの話」というのは、話の種として少し面白おかしく提供するくらいの気持ちでいるくらいが賢明です。 本当に内緒にしなければならない話は、黙っておく他ないのです。 ※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
精神科医 Tomy