災い「ウソ」に替え幸運願う 富山・於保多神社で土人形頒布
富山市の於保多神社(武田邦浩宮司)は、25日に行う「鷽(うそ)替え神事」を前に、鳥の「ウソ」をかたどった土人形を頒布している。毎年色を変えて配り、今年は桃色。神事では参拝者が持参した土人形を交換し合い、これまでの災いを嘘(うそ)にして幸運を願う。 土人形は1体500円で200体用意した。底には数字が書かれており、交換後に受け取ったものが当たりの数字だった参拝者には金色の土人形と記念品が贈られる。神事は午後7時から。当日は二胡奏者の張鶴(チャンハ)さんによる演奏もある。 鷽替え神事は、天神様として親しまれている菅原道真が太宰府に左遷された際、蜂に襲われたところを助けたのがウソとされていることにあやかり、太宰府天満宮で始まった。同様に道真をまつる於保多神社では明治時代から行っている。