「日本代表をすべての面で上回った」「痛快」「うれしい」…パリ五輪予選で日本に勝った韓国が、今回の「一勝」にここまで喜んでいる「納得の理由」
韓国の準々決勝は「韓国人指導者の知略対決」
これについて、サッカー専門誌「Best Eleven」は「日本は負担の大きい状況になった。カタールの実力はあなどれないし、今大会の開催国でもある。ベスト8でカタールに敗れれば、パリ行きの夢も水の泡となる」と厳しい戦いになると予想。 韓国はインドネシアが相手とあって、ある程度は楽観的のようだが、韓国メディアが日本戦以上に注視しているのは、シン・テヨン監督がいるからだ。 「ファン・ソンホンvsシン・テヨン U-23アジアカップ8強 韓国人指導者の知略対決」(聯合ニュース) 「8強で出会ったファン・ソンホンとシン・テヨン…負けたほうは五輪に行けない」(MBCニュース) 現役時代は互いに韓国代表としてプレーし、現在は指導者としての道を歩む2人の対決。19年からインドネシア代表指揮官となったシン監督については「指導者としての経験は豊富。韓国のサッカーを良く知るという部分もあり、軽く見てはいけない」と警鐘を鳴らしている。 韓国と日本は決勝トーナメントを順当に勝ち進めば、再び決勝戦で当たるか、もしくは3位決定戦でパリ五輪出場をかけて戦う可能性もある。まずは日韓ともに準々決勝で勝利できるのかに注目したい。
金 明昱(スポーツライター)