LME銅上昇、中国経済の先行き巡る楽観強まる-アルミも高い
(ブルームバーグ): 2日のロンドン金属取引所(LME)の銅相場は上昇し、一時1トン=9000ドル台を回復した。最大消費国である中国の製造業指標が良好な内容だったほか、同国の主要な銅精錬業者が生産を削減する可能性が材料視された。
中国政府が発表した3月の製造業購買担当者指数(PMI)が1年ぶりの高水準となったことを受け、投資家は中国経済に関する楽観を強めている。米供給管理協会(ISM)が発表した同月の製造業総合景況指数も、市場予想に反して活動拡大を示した。
世界の精錬銅生産の半分余りを占める中国の銅精錬業者は、加工費がゼロに近づいたことを受けて、減産を検討している。
LMEの銅相場は前営業日比124ドル高の=8991ドルで終了。アルミニウムと亜鉛も高い。鉛を除く全ての非鉄金属が値上がりした。
原題:Copper Rallies Amid Rising Optimism on Chinese Economic Outlook、LME 3-Month Copper Closes Higher; Tin Rises(抜粋)
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Annie Lee