【動画解説】記録的 33日の連続猛暑日 台風は形を変えて北日本へ
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今年も猛暑のとてつもない記録が生まれています。福岡の太宰府では33日連続の猛暑日となり、日本の最も長い連続記録を更新しています。今週末から秋雨前線の影響で暑さは和らぐ見込みです。ただ、台風が形を変えて北日本に近づき大雨となるおそれがあります。
福岡の太宰府は7月19日から33日連続で35℃以上の猛暑日となりました。猛暑日の連続記録では観測史上全国で最も長い記録になります。 この猛暑がいつまで続くのか週間予報を見ると、週末以降は35℃以上の地点は一気に減り来週になると東京や名古屋で30℃に届かない日も出てくる見込みです。
暑さが和らぐ原因は秋雨前線が列島にかかり雨を降らせるからで、気温を下げる恵みの雨ともいえそうです。 ただ、一部では大雨となるおそれもあります。原因は現在東シナ海を北上している台風9号です。このあと朝鮮半島を横切り、日本海へと進みます。台風は木曜日までには消滅して熱帯低気圧へと変わりますが、週末にかけて台風由来の雨雲が東北から北海道へ流れ込んでいきます。北日本は大雨に注意してください。 台風の発生数は8月から9月にかけてがピークとなり、この先は前線による雨も増えてくる見込みです。猛暑が少し和らいでも全国的に大雨のシーズンは続くということを覚えておいてください。 (気象予報士・佐藤圭一)