宇奈月温泉ウナギ「土用」デビュー 黒部「北洋の館」
「土用の丑(うし)の日」の24日、黒部市宇奈月温泉の温泉水に入れたブランドウナギ「湯遊(ゆうゆう)うなぎ」を扱う同市生地芦崎の飲食店「北洋の館」は定休日を返上し、うな重を提供した。 国産養殖ウナギを1週間、ユズ入り温泉水に漬け、黒部Uプロジェクト協議会が商品化したウナギで、かば焼きを湯煎後に炭火焼きにし、皮をパリッとさせて出した。 市内外から客が訪れ、舌鼓を打った。Uプロジェクト協議会の開発段階で食味試験に参加した八木敦子さん(67)=黒部市前沢=は「身がやわらかく、ふわふわで大満足。地元市民として宇奈月の名とともに広まってほしい」と話した。 パック入り商品は北洋の館や市内の道の駅、魚の駅でも扱っている。宇奈月温泉の旅館でも湯遊うなぎを使った料理の提供を始めた。