ダラス連銀総裁、利下げについて考えるのは「あまりに早過ぎる」
(ブルームバーグ): 米ダラス連銀のローガン総裁は、利下げを検討するのは時期尚早だと指摘。最近見られる高いインフレの数字に加え、借り入れコストが以前に考えられていたほど景気を抑制していない可能性を示す兆候を理由に挙げた。
ローガン氏はインフレの進展が停滞し、金融当局が健全な経済にとってスイートスポットと考える2%へ「タイムリーな形で」鈍化しないかもしれないとの懸念を強めていると述べた。
「こうしたリスクを踏まえると、利下げについて考えるのはあまりに早過ぎると思う」と同氏はデューク大学でのイベントで発言。「経済がどの道を進むのかについて、不透明感がさらに解消されるのを確認する必要がある」と話した。発言は講演原稿に基づく。
「インフレが下げ止まった場合に適切に対応する準備を怠るべきではない」とも話した。
その上で、「明確にしておくと、主要なリスクはインフレが上昇するかもしれないということではない。金融政策当局は常にそのような事態に対する警戒を続けなくてはならないが、むしろインフレ率の低下が停滞し、タイムリーな形で2%に戻るという道筋をたどれなくなることだ」と語った。
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原題:Fed’s Logan Says ‘Much Too Soon’ To Think About Cutting Rates(抜粋)
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Catarina Saraiva