蓮舫氏に殺害予告FAX「ナイフでめった刺しに」 厳戒街頭演説 SPら約50人
東京都知事選（7月7日投開票）に立候補している無所属新人の蓮舫氏（56）の選挙事務所に「ナイフでめった刺しにして殺す」「爆薬を仕掛けて爆破する」と殺害を予告するファクスが届いていたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁が脅迫容疑で捜査している。 捜査関係者によると、23日、都内の蓮舫氏の事務所に「硫酸を手に入れた。立憲民主党の議員と家族にアタックする」などと記載されたファクス1枚が届いた。蓮舫氏側が同日、被害届を出した。 蓮舫氏はこの日、JR立川駅北口で演説。制服姿の警察官やSPら約50人が警戒にあたるなど物々しい雰囲気となったが、大きなトラブルはなかった。 マイクを握った蓮舫氏は出馬表明会見での「小池都政をリセットする」発言が一部で波紋を呼んでいることについて「この言葉から“蓮舫は全部をなしにする”。無責任なコメンテーターに随分言われました」と言及。「そんなことあるわけないじゃないですか」と否定し、小池都政の政策について良い部分は継続していくとした。 応援に立った立憲民主党・泉健太代表は脅迫について触れ「民主主義において、妨害や殺害予告はあってはならない。これからもマイクを持ち続ける」と屈しない姿勢を示した。
