【ソフトバンク】正木智也、2度の満塁機で三振「6番打者」の役割はこれまで以上に重要
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!> <ソフトバンク1-5楽天>◇5日◇みずほペイペイドーム 【写真】西武、得点力不足で野村大樹に白羽 ソフトバンクが久しぶりに連敗した。交流戦の開幕カードだった巨人戦(東京ドーム)で2連敗して以来だから、約1カ月ぶり。まあ、連敗もするだろうが、前日(4日)、西武武内にピシャリとやられた影響があるのだろうか…。またしても左腕早川を攻略することはできなかった。 1軍生き残りへ必死の正木が初回、3回と2度の満塁機に空振り三振。珍しく悔しさをあらわにしながらベンチに下がっていた。さらに6回先頭打者でも空振り三振。8回は代打柳町を送られた。2度目の三振の場面では一塁ベンチの小久保監督も苦笑いを浮かべていたが、指揮官へのさらなるアピールに向けて奮起してもらいたいものだ。 柳田が離脱して、栗原が6番から3番昇格。後半戦に向けて打線のキーマンになるのは「6番打者」になってくるのではないだろうか。主軸打者の活躍は当然ながら、5番近藤の出塁率が高いだけに打線全体のつながりを考えると「6番」の役割はこれまで以上に重要になる気がする。 6年目の野村大が西武へトレードされた。西武からは7年目の変則左腕の斉藤が入団する。まだ育成選手だけに、ニューフェースにとっては支配下登録期限の7月31日まで、勝負の1カ月となる。ホークスには育成を含めて多くの左腕投手がいるだけに、厳しい環境に身を置くことになる。激しいペナントレース中の同一リーグ同士のトレードは珍しいが、首位独走のホークスには余裕もあるのだろう。野村大は今季6月上旬に1軍昇格後、2打席でファーム落ち。ずっと悔しさを胸に秘めていただけに「西武では試合に出られるように頑張ります。いいチャンスだと思っています」と笑顔だった。球宴前には敵地・所沢で西武3連戦がある。野村大が希望するモイネロとの対決が実現してほしいものだ。新天地での活躍を楽しみにしたい。【ソフトバンク担当 佐竹英治】