デンソー、初V王手 Wリーグ史上最多7168人の前で逆転勝ち 17得点の馬瓜エブリンも絶叫
◆バスケットボール女子 ▽Wリーグ プレーオフ決勝 富士通―デンソー(14日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ) 2戦先勝方式の第2戦が行われ、レギュラーシーズン(RS)2位のデンソーが73―62で同1位の富士通を下し、1勝1敗とした。馬瓜エブリンが3点シュート3本を含む17得点。赤穂ひまわりが12得点、11リバウンドと活躍。富士通は主将の宮沢夕貴が27得点と奮闘したが、後半に失速した。最終の第3戦は15日に行われる。 第1戦に57―64で敗れたデンソーが、負けられない一戦を制した。第1クオーター(Q)は14―24。10点を追った第2Q、高田真希や赤穂ひの連続得点などで4点差で折り返すと、第3Qの1分過ぎに篠原華実の3点シュートで38―38の同点。さらに馬瓜が3点シュートを決めて勝ち越し、その後はリードを広げて逃げ切った。 デンソーは悲願の初優勝へ逆王手をかけた。この日はWリーグ史上最多7168人の大観衆を集め、チーム最多得点の馬瓜は「ありがとうございまーす!」とコート上で絶叫。第3戦へ「もう何も残すものはないと思うので、このいい雰囲気のまま、しっかりと勝利をつかみ取りたい」と必勝を誓った。
報知新聞社