松本人志、新たに休業損害を請求する予定明かす 5・5億円請求は「見直す可能性も」調整示唆
昨年末に「週刊文春」に性行為強要疑惑を報じられ、ダウンタウン松本人志(60)が同誌を発行する文藝春秋らを被告に起こした、損害賠償請求等訴訟の弁論準備が5日、オンラインで非公開で行われた。3月末の第1回口頭弁論以来の実施で双方代理人らが出席して約10分で終了。松本は出席しなかった。前回話題に出た、記事内で松本からの性行為強要を訴えた「A子」ら女性2人の素性は明かされないまま進める流れとなり、新たに松本側が休業損害を請求することも明らかとなった。次回は8月14日に再び非公開のオンラインで弁論準備を行う。 【写真】松本人志の美人妻、周囲の心配よそに「大丈夫です」 ◇ ◇ ◇ 松本側の代理人・田代政弘弁護士は現在休業中の松本の休業損害を請求する予定であることを明かした。損害賠償として約5・5億円を請求しているが「今の金額を超えることになるかもしれないし、見直す可能性もある」と、調整を示唆した。松本とは最近も面会しており「変わらず元気です」と説明。勝利の可能性について聞かれると「それは答えられないですよ」と一笑した。 今回行ったのは弁論などへ向けたあくまでも“準備手続き”。松本らにも出席資格はあるが姿はみせなかった。前回の口頭弁論で松本側は報道記事内で性行為を強要されたと訴えた「A子」「B子」の女性2人の情報開示を要求。あらためて要望書面を4月末までに提出したが、文春側の代理人弁護士はこの日は同件について触れなかった。 書面には松本の意思として「開示を求めた全てが明らかにされなければ認否ができないと主張するつもりはない。開示されなければ可能な範囲で認否を行う」とも記しており、田代弁護士は「(2人を)明らかにしないのであればそのまま先に進めましょうと。裁判所も『そうですね』という感じでした」と説明した。 今後は文春報道に真実性や真実相当性があったかどうかが争点となる。文春側代理人は終了後の取材に応じなかったが、この日の弁論準備では目立った証拠提出などはなく、8月の次回で「全ての主張をする」と述べたという。 双方共に和解の可能性については否定しており、田代弁護士はこの先のポイントとなる尋問について「向こうは(被告で『週刊文春』編集長の)竹田聖さんはやるんだろうけど、他にいるのかどうか。こちらも松本さんらを出すのかどうかを判断する」と語った。弁論が迅速に進めば年末か来年にかけて松本出廷の可能性が高まってきた。