山口農業高校でジビエ料理の出前講座
山口朝日放送
野生動物による農業被害が問題となる中山口市の高校で ジビエ料理の調理実習がありました。 山口農業高校で行われた調理実習。 食材として用意されたのは県内で捕獲されたイノシシのモモ肉です。 駆除された野生動物の肉・ジビエを活用するこの取り組み。 講師は海外で修業しジビエ料理にも詳しい防府市の洋食店のオーナーシェフです。 =シェフ= 「火を通したいところに油を持っていくのも一つのやり方です」 生徒たちは火加減などに気を配りながら調理を進めていきます。 おいしく焼くポイントはフライパンの上であまり触らないこと。 触るとうま味が逃げてしまうそうです。 ほとんどの生徒が初めて食べるというイノシシステーキの味わいは? =生徒=「お肉の柔らかさが一番違った。イメージと」 「思っていたより臭くなくておいしかった」 「ジビエにもっと興味を持った」 =yab記者= 「肉に厚みがあっても硬いということは全くないハーブでつけたした味のおかげで 肉のうまみと甘みが引き出されている」 県内では1年間にイノシシが約2万頭、シカが1万頭捕獲されています。 そのうち食用となるのはわずかで 県は今後食肉加工施設の整備にも力を入れたいということです。